「成分を確認しようと思ったけど、何が書いてあるかわからなくて諦めた」——そういう声をよく聞きます。確かに、成分名はカタカナの羅列で難解に見えます。でも、最初の数行だけ読めれば十分です。
ルール1:上に書いてあるものほど量が多い
化粧品・ヘアケア製品の成分表示は、含有量が多い順に記載することが法律で定められています(全成分表示制度)。
つまり、一番上に書いてある成分が、その製品の主成分です。「水」が1位なのは当然として、2番目・3番目に何が来ているか——そこが重要です。
ルール2:上位3〜5番目の成分を見る
製品全体の成分量の大半は、上位数種類で占められています。それより下の成分は、香り付けや防腐など補助的な役割がほとんどです。
シャンプーで確認すべき上位成分:
- 「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」が上位 → 石油系合成界面活性剤がメイン
- 「ラウロイルメチルアラニンNa」「ココイルグルタミン酸Na」が上位 → アミノ酸系がメイン
- 「コカミドプロピルベタイン」が上位 → 比較的マイルドな両性界面活性剤
ルール3:「無添加」の表記を鵜呑みにしない
「無添加」「天然由来」「オーガニック」といった言葉には、日本では法律上の定義がありません。「香料無添加」でも石油系界面活性剤は入っていることがほとんどです。
ラベルに書かれた言葉ではなく、成分表示そのものを読む。それだけで、選択の精度が大きく変わります。
実践:今すぐ手元のシャンプーを確認してみる
難しく考えなくて大丈夫です。手順はこれだけ。
- シャンプーボトルの裏を見る
- 「成分」の欄を探す
- 上から3番目くらいまでの成分名をメモする
- 「ラウレス硫酸Na」「ラウリル硫酸Na」が入っているか確認する
入っていたとしても、すぐに捨てる必要はありません。ただ、「知った上で使う」ことと「知らずに使う」ことは、全然違う。まずは知ることから始めてください。